東野圭吾さん作のマスカレード・ホテルを読みました。
東野圭吾さんの書籍を読むのはかなり久しぶり。
大好きな作家さんですが、ここ数年はビジネス書を読むことが多かったので小説を読むのも久しぶりでした。
2022年最初の投稿ですが、年末年始のおやすみを利用して一気に読みました。
たまには肩の力を抜いて(失礼?)読む本も良いですね。
評価
東野圭吾さんの作品ではどちらかが彼女を殺したが一番好きです。
Amazonのレビューはなんとも微妙な感じですが。。。
久しぶりに読んでも、やはり東野圭吾は東野圭吾でした。
安定の読後感ですね。
読みやすさ:5
いつも通り、とても読みやすいです。
人によるかもしれませんが、私にとって東野圭吾さんの作品は、どんなに難解でもスルッと頭に入ってきます。
語弊があるかと思いますが、多少読み飛ばしたってストーリーがわかります。
話が単純、という意味ではなく、自分との親和性とかそんな感じ。きっと読書好きならわかる感覚のはずです。
深み:3
良くも悪くも、さして深みはありません。
しっかりと謎を解いて読者を置き去りにしません。
この辺が理系出身ならではの"優しさ"なのかなぁ。
爽快感:3
勧善懲悪ものではないので、読後感として爽快感は含まれないですね。
東野圭吾さんの作品の多くに言えるかもしれません。
しっかり引き込んで、しっかりクロージングする感じ。
謎解き感:4
そんなに謎解き感はないかな。。。
ホテルウーマンの山岸さんが上手く、主人公の新田にヒントを与える良い役割に担ってくれていて、やはり読みやすいです。
東野圭吾感:5
やはり東野圭吾、とにかく読みやすくてページ数を感じさせません。
文庫本にして500ページほどでしたので、遅読の私は年末年始でしっかり読み切れるか正直不安でした。
が、蓋を開けてみれば3日ほどで読めてしまいました。
読みやすい割にしっかりとした読後感があって、ちゃんと本読んだなーっと毎回思える作家さんは少ないです。
何か読みたくなったけど、誰のどれにしようかな~と悩んだらとりあえず東野圭吾の新作にしとくか、って感じで選んでも損したことはありません。
総評
何度も言っていますが、安定の東野圭吾作品といった感じで期待を裏切りません。
ほどよいミステリー感があり、それでいてライトに読ませてくれる作品です。
多数映画化されていますが、そういった方面に積極的に協力される姿勢も好きです。
マスカレード・ホテルも漏れなく映画化されているようなので、頑張ってそちらも正月休み中に観てしまいます。
どんな演出になっているのか楽しみだなぁ。