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SEから始めるマネジメント

マネジメントって?

management
管理すること。経営すること。
大辞林より

なるほど。とはならんのだ。

偉い人に聞いてみた

敬愛するドラッカーさんによると、組織に成果をあげさせるための道具、機能、機関だそうだ。
当たり前のようですが、上っ面だけでなく深く理解しようとすると色々気になってきます。

組織とは何か。成果とは何か。

このあたりの定義を再確認しないことには、 マネジメントが効いた と言えないです。

マネジメントの定義

先にも書いたとおり、まずは組織と成果を定義します。
この記事では

  • 組織:自分の所属するチーム
  • 成果:PJの期待するQCD基準を満たす

を基準としてみます。かなり小さい範囲にしてみました。
こうした場合、組織の成果に結びつく行動全てがマネジメントとなるわけですから、自分個人が気にする範囲は少し広がるのではないでしょうか。

ある程度のチーム規模になると"朝会"なるものを開催するリーダーが多々いらっしゃるかと思います。よくあるのが、リーダーだけがチームの成果を気にかけていて、メンバーは上の空状態の朝会です。

こうなってしまっては朝会をやる意義はほぼないです。 結局各々から報告を求めるわけですから、それがリーダーと1対1なのか、そうでないかに過ぎません。
メンバー全員の手を止める、という意味では最早やらない方がマシです。

SEの求めるマネジメント

私はSEが求めている(≒嬉しがる)マネジメントは間違っていると常々思っています。本当にSEはバカなのです。良くも悪くも、パソコンが大好きな、"仕事"に興味ない奴らなのです。
だから、あんなに平気で進捗遅延したまま帰宅するのです。
SEがマネジメントに期待するのは、"調整力"だと私は理解しています。

かく言う私もSEなわけですが、SEの作業はクリエイティブなんです。
別にWEBデザイナーとかでなくとも、作業内容はクリエイティブなのだということを、世のマネジメントレイヤーの方々にはご理解頂きたい。

クリエイティブな作業には、時間の塊が必要なのです。たった1Stepのコーディングに思わぬ工数が掛かることもままあるのです。
ですから、優秀なSEであればあるほど、マネジメントレイヤーには理解されない"プライド"を持っています。

俺の仕事は完璧なんだ。時間が掛かるのは当然。
だから多少遅れたってお前調整くらいやれよ。簡単だろ?

と、マネジメントに求めているんです。

SEがすべきマネジメント

やっと話したいことにたどり着きました。
マネジメントレイヤーの方と、SEで考えている/理解していることに乖離があることは今まで述べてきました。じゃあどうすればいいの?

というと、お互いの歩み寄り、、ではないのです。

SEが、目の前のリーダーをマネジメントしなければなりません。

ここでドラッカーのマネジメント定義に立ち戻ると、彼はマネジメントの方向は定義していないんです。

どうしてSEとマネジメントレイヤーで考えが合わないのかというと、SEがあまりにもマネジメントを軽視していることが一番の問題だと私は思います。

あなたの目の前にいる、いつも進捗ばかり聞いてくるうざったいリーダーを操るのはSEの仕事なんです。

それができれば、自分の大好きなモノづくりにたっぷり時間を使うことができるはずです。

ではまた。