there is a time for everything

現役ITコンサルタントが技術や育児情報を紹介するブログです。

おい、そこの新人くん

こちらは過去にQiitaに投稿した記事です。
私の判断で、Qiitaから移管しました。

世の中の新人エンジニアたちへ

見た目って大事なんよ

まずスーツ、ちゃんと着ような。 べつに高いの着てってわけじゃなくて、シワシワはかっこ悪いよ。 あと、財布はお尻のポケットに入れないほうがいいよ。

遅れるなら連絡な

そりゃ電車遅れたりするよね。そのとき、ちゃんと連絡しような。 べつに電車の中で電話しなくていいからさ。 SMSでもLINEでもいいから、連絡してくれないと心配だからさ。

休むんなら病院行こう

俺だってもちろん調子悪い日あるよ。そのときは思い切って休んだほうがいい。 でも、病院は行こうな。 べつに疑ってるんじゃなくて、診断書なんていらないから診察はしてもらおう。 時期によってはインフルエンザだったり、流行り風邪だったり色々だからな。 で、その後ゆっくりしてからでいいから連絡くれるかな。 明日も休んだほうがいいかもしれないでしょ。

今日何すんの?

仕事始める前に、俺と今日何するか確認しような。 何を、どこまでやるか決めておかないと、早く帰れる日も残業しちゃうでしょ。 早く帰れるんだったら空気読まずに定時退社や。 そういう文化一緒に作ろう。

設計書読めない?

ごめん、俺間違って書いているかもしれないから、あれ?って思ったらすぐ聞いてよ。 すぐ聞けなかったら、メールでもなんでもいいから形に残して忘れないようにね。 先輩だからってなんでも完璧じゃないから、自分の腹に落ちるまで聞いてくれていいよ。 腹落ちさせられない設計しちゃってるのは俺だからさ。

なんかエラー出た?

エラーって一言に言うけど、結構種類あるのよ。 ノートPCだったらそのまま持ってきてくれたらいいし、 難しかったらコンソールの内容をメールで送りつけてくれていいよ。 絶対そのほうがお互い幸せだし、デバッグって近道ないからさ。 まずは正確に事象を教えてね。

ちゃんと作れたか不安?

確かに、自分のコーディングって最初は不安だよな。 ここ、これでいいのかなって部分を先輩に確認してもらおう。 それに応じない先輩は、もう相手にしなくていいよ。 付いていく人を選ぶ権利は、誰にだってあるよ。

そろそろ帰る?

オッケー。全然いいよ。 でも、夕方くらいに一度状況を教えてくれてると助かるな。 帰り際の作業報告メールだけじゃ、おじさん寂しくなっちゃうよ。

さいごに

すっかりおじさんになってしまい、若手から中堅へ、 エスカレータ式にレベルアップしてしまいました。 この記事は、新社会人の離職率が叫ばれるようになって久しい中、 おじさん側だってこんなこと思ってるんだよ、ということを書いてみました。

個人的には感覚は若い方だと思っていますが、そういう人ほどずれているんでしょう。 一方的ではありますが、日頃感じていることをありのままに書き出しています。

おじさんと若手の間でギクシャクしちゃうのって、結局"進捗"が大きいと思います。 その進捗を一緒になって作っていくのは上司の役目です。 決して担当者ではありません。

しかし、"進捗"という重たいドアを開けられずに、コミュニケーション不足に陥ることがママあります。 そんなときは、おじさんはこんなこと考えているんだよ、というご参考になればと思います。