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現役ITコンサルタントが技術や育児情報を紹介するブログです。

進捗遅延に対するマネジメント

はじめに

昨日から仕事始めだったわけですが、 私が参加しているPJは建て付けが悪く、 慢性的な進捗遅延が発生しています。

IT業界で計画通りに進むPJはまだまだ多くなくて、 大抵の方は進捗遅延を解消するための、 何らかの手立てを求められたご経験があるんじゃないかな、と思います。

なにが問題なの?

やはり、ここが肝要です。 なにが原因となって遅延しているのか、 辛いですが徹底的に調べるところから始まります。

原因、真因

ありがちな原因は、見積もりミスです。 ただ、見積もりミスと一言で言っても そもそもどういった前提で見積もっていたのかがポイントです。

そこが真因となります。

なにに基づいた計画なのか

計画にはいくつか種類があると思いますが、 私は少なくとも二つ用意しないといけないと考えています。

1. マスタースケジュール

これを外す人はいないでしょう。 システムがサポートアウトするから、とか 顧客が新サービスをスタートするから、 といった理由でカットオーバーの時期は定まります。

そこへ向けて各フェーズをスケジューリングすることになります。

2. 要員計画

これはなぜか軽視されがちです。 どのタイミングで、どういったスキルセットの要員が必要なのかを計画します。 "山積み"と表現する方もいます。

要員=金

スキルセットに応じて要員の単価が変動するわけですが、PJには当然予算があって、折り合いが付かなければスキルに見合わないフェーズを推し進めざるを得ないことになります。

要員=人財

結局、いくら計画しようが実行するのは人です。 素晴らしい人がいればPJは成功に近付くでしょうし、 タイミングが合わなければスキルアンマッチな人がPJを推進することになり、大方失敗してしまうのだと思います。

とにかく人を入れれば解決するわけではないのです。

最後に

少し愚痴のようになってしまいましたが、 IT業界がもっと人を大切にする業界になれば 日本のITはもっと素晴らしいものになると信じています。