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フェルマーの最終定理

フェルマーの最終定理(新潮文庫)

フェルマーの最終定理(新潮文庫)

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書評だけどYouTubeも見ちゃった

フェルマーの最終定理が好きすぎて、あっちゃんのYouTubeまで見てしまいました。
とてもわかりやすく、また爽快にまとめてくれているので面白かったです。
YouTubeを見てから本の購入を考える、というのもありですね。

読みやすさ:5

とにかく読みやすいです。
数学の本、という感じは全くしませんでした。
前提知識も不要です。とにかく天才達が大天才の難問に立ち向かう、戦隊モノといっても差し支えないです。

深み:3

様々な層をターゲットにしたためか、数学的な難しさは一切ありません。
そのためか深みはそんなになく、ストーリーもとても素直です。
この作品が取り扱っている問題が難しすぎですから、それくらいで丁度良いのかもしれませんね。

爽快感:4

読みやすさも相まって、スッキリと読めるようになっています。
変に深く入り込みすぎることもなく、わかり易く説明してくれているのでまるで小説を読んでいる気分になります。

オタク感:1

良い意味で、全くオタク感はありません。
数学科卒とか、院卒のインテリである必要はありません。
文系出身でも、いつもはラノベばっかり読んでますって方でも問題なく読めると思います。
偉大な数学史のダイナミズムが感じられること請け合いです。

読後感:4

フェルマーの最終定理以外にも、世の中にはたくさんの理解不能なことがあり、それらを過去の賢人達が紐解いてきたのだなぁと思いを馳せてしまいます。
お前はそんなこと考えなくてもいーよ、って言われてもいいんです。
なんだかそんな気持ちにさせられる本なのです。
繰り返しですが、前提知識は不要です。
数学の興味もなくてもOKです。
とにかく、過去の賢人達が以下に情熱をかけて数学という理智に立ち向かってきたのか、それを楽しむ本です。

総評

しかしあっちゃんのYouTube面白いですね。
しっかりまとまっているし、必要十分な説明で簡潔です。
フェルマーの最終定理からあっちゃんのYouTubeを見始めましたが、他の動画も気になってしまいました。
動画はもちろん、書籍もとっても楽しめると思いますので、ぜひ読まれてみてくださいね。