ITエンジニアの皆様
SILICON VALLEYめちゃくちゃ面白いです。以前、以下の記事冒頭で紹介した海外ドラマです。
実は当時の記事で紹介するまでドラマを見たことはなかったんです。先々週にAmazonPrimeでよく見たら見覚えのある男性の顔がサムネになっていたので、「どこで見かけたんだっけなー」と思いながらシーズン1から見始めたら一週間でシーズン5まで見終わってしまいました!
どんなストーリー?
物語はシリコンバレーではよくある?スタートアップの会社が活躍し始めるところからです。その中で繰り広げられる主人公とその取り巻きのやりとりが最高に面白いです。
主人公のリチャードは絵に描いたようなSEで、もしかしたら一般の方が思い描くSE像に近いのかもしれません。頭の回転は気持ち悪いほど速いけど、気付いたら「いや、そんなことまで聞いてないんだけど」っていうところまで勝手に話しちゃう、しかも止まってくれない、という私もよく見かけるタイプの人ですw
でも、リチャードは皆が持っていない才能を2つ持っています。
一つは、圧倒的なコーディング能力です。これはエンジニアにとって必須でありながら誰もが憧れる能力です。SEの方なら誰しも一度は、「思ったとおりにコーディングできたらなぁ」と願ったことがあるのではないでしょうか。
そして2つ目。
リチャードは火が着いたら寝食を忘れてまでコーディングに没頭する超のつく不器用な男です。しかし、その男は周りの人間が訝るほどに「誠実」なんです。
これは、IT業界でなくとも重宝される部分ですよね。
かのドラッカーも、仕事をする上で必要な才能として、誠実さを挙げています。しかも、これは後天的には手に入らないとまで言っています。このSilicon Valleyは全編通して、「リチャードの誠実さ」と「不誠実な取り巻き」との戦い、とも言えます。
絶妙なコンビ
よくある構成かもしれないのですが、いわゆる3枚目の二人組、ギルフォイルとディネシュが絶妙です。ディネシュはとってもお調子者ですが、反面とても臆病なキャラクターです。そしてディネシュをアイロニックに弄り倒すのがギルフォイルです。
シーズン4ではディネシュがCEOの座に就くのですが、ギルフォイルの性格から絶対に賛成しないだろう、というときに「最前列でお前の大失敗を見届けられるのなら楽しそうだ」と容認するシーンがあります。
実はとても仲良しなんです。
そしてギルフォイルにも可愛いところがあって、インフラ周りも対応できるエンジニアなのですが、自作のサーバに「アントン」と名前を付けて呼びます。
変わり者の多いIT業界ですが、私は自分の管理するサーバーに名付ける人は出会ったことがありませんw
無法者アーリック
そして物語を通していつも皆の邪魔をするアーリック。
口が達者で口論になると誰も手を付けられないので、結果的に皆従うしかない。でも、いつも胡散臭い、という妙な仕事を持ってくる営業みたいな奴ですw
物語の序盤はアーリックが皆を引っ張るのですが、途中から信用を失って別行動を取る場面が増えてきます。でも、この別行動がミソになって、後で大逆転劇の起点になったりするのが憎めないキャラです。
おすすめシーズン
もちろん全部オススメなのですが、個人的に一番感動したのはシーズン2です。
リチャードの持つ圧倒的な技術力、アルゴリズムを利用し、ライブ配信事業を始めます。本当は露出の多いメディアを利用したかったのですが、紆余曲折を経てコンドルの孵化をじっくりと捉え続ける、とんでもなくニッチなものを配信することになります。
ところが、とある事故でその配信動画がバズってしまい、サーバーへのアクセスが急増することになります。そのサーバーが、先程のアントンです。
自分達が有名になるためには、この窮地を乗り切ってサーバーダウンせずに配信仕切るしかない!と一致団結する姿にとっても感動しました。
このときばかりはアーリックも含め、全員が協力して危機を切り抜けます。それまでほんとにくだらないことばかりだったのに、部活の青春ドラマを見ているようで涙が出てきました。
まとめ
ITエンジニアの皆様に超絶オススメなのはもちろん、ITに興味のない人も絶対に楽しめるドラマです。
ITに詳しい人なら、実在する会社も登場するのでより一層楽しめると思います。海外ドラマってあんまり見たことなかったのですが、これを機にハマってしまいそうです。
ちなみに、AmazonPrime会員じゃない方は有料ですので気をつけてくださいね。(2019/03/14時点)