there is a time for everything

現役ITコンサルタントが技術や育児情報を紹介するブログです。

映画:藁の楯

藁の楯観ました

藁の楯

藁の楯


AmazonのPrime会員ですと、今なら無料で観ることができます。というか、ラストのシーンで思い出したけどめっちゃ前に観たことあったわ。。。

評価

では、各項目ごとに採点します。
ちなみに項目は私の感覚で変動します。印象に残ったことを採点しているという、完全オレオレ採点ですのでご了承ください(何を)。

デン!
藁の楯

SEっぽくGoogleAPIを利用してレーダーチャートにしてみました。やり方はまた別記事にしますね。

納得感

いや~納得感なかったですねw
主人公が救われた感も、私には無いように感じられました。

最後の方のカットで、同僚の息子と一緒に歩くシーンがありますが、「え、それで亡くなった子供が補填(失礼)されて救われるってこと、、?」と一気に興醒めしてしまいました。救いようのない犯人を守り続けた報いとして、死んだ同僚の息子を貰い受ける、という構図を意図していたのだとしたら、私は到底納得できないですねー。

スカっと感

んー、日本中から追われることになり、隠れるように移動せざるを得なくなったためだと思うのですが、その影響でとっても地味な風景が続く時間帯があります。それはそれで、映画という非日常でありながらも突然の日常感が生まれて、現実味を感じることのできる手法なのかもしれません。しかしスカっと感はなかったな。。

サイコパス感

藤原竜也はいつ観ても藤原竜也ですね。
一応、褒め言葉です。
藁の楯では、サイコパスの悪人役をしており、そんな悪人を警護する善人を裏切り続けるマジで意味わからんサイコパスを演じています。
これが結構ハマっていて、お決まりの雄叫びが聞けるのかと思っていたのですがそんなことはなく、ぶっ飛び役を演じきっておられました。

練られた感

ちょっと、私には安っぽいストーリーに感じられてしまいました。
話の立て付けが大変面白そうな割に、思ったほどのパニック描写もなく淡々と善人が裏切られていく感じだったので、もう少し盛り上がりがあったら楽しかったな、と思いました。
私がパニックに期待し過ぎていたのかもしれません。
全国民から追われる人間を、何の義理もない、なんだったら恨みを持つ人間が守り続けるなんて結構なパニックがあってもいいと思いませんか?
どこに行っても追われている、視られているというような感じでもなかったので、惜しいなーと。

重厚感

高速道路?でのゴタゴタはなかなか見応えがありました。大量の警護車とカモフラージュの護送車、それらが爆発などでダイナミックに描かれる部分は結構テンション上がりました。
それだけに、もう少し盛り上がりがあれば、、

総評

なんと思いもよらず二回も観てしまったわけですが、悲しいことに以前観たときと同じように、ラストのシーンで「あぁ、これで終わるつもりなのか。。」と残念な感想を抱いてしまいました。

キャストはとても豪華なのですが、イマイチ脚本が(えらそうに)、、と感じてしまいます。
なんといっても、この映画を通して何を伝えたいのかよくわかりませんでした。

「納得感」のセクションで少し書きましたが、同僚の息子を通して主人公の救いを現そうとしているのなら、ちょっと安っぽい終わりだなぁと。

さいごに

結構叩いてしまいましたが、物語の立て付けは面白いものですので、パニックに期待し過ぎなければ楽しい映画だと思います。

最後の救いが薄いですが、それでも人間の善悪を問い続ける、人々の問いかけはなかなか刺さるものがあります。自分がもし本人の立場だったら、と考えさせられる映画です。

気になった方はぜひご覧になってください。

藁の楯

藁の楯